2018.3.12 第21話

たなかぴあの教室

ゆうちゃん(田中家の次女)が、小学校2年生の時に描いたイラストと文字。ママの教室のマークとロゴタイプだ。papa宅は、子供たちに「ゲーム」を与えなかったので、何か「ゲーム的な」遊びは、Mac-PC(Power Mac 7100)を触っていた。
 
当時のMacは、すぐにフリーズするし、papa自身もまだうまく扱えない?というか?Macが田中家になかなか馴染んでくれない。何だか、ずいぶん気を使わなきゃいけない、腫れ物を触るような代物だった。何もしてないはずなのに、システムが急に終了(落ちて)してしまったり、今では見なくなったが、真っ白な画面の中に爆弾マークが出てきて、導火線に火が付いていたり、なぜだか?Macちゃんマークがシクシク泣いてる画面。いづれも、システムエラーで、強制終了再起動しなくてはいけないのだ。その度に「何をした?」「お前たち何やってくれたんだ?」と怒鳴りながらオロオロするpapa。パパにも子供たちにも、もちろんママにも、胃と心臓に悪い道具だった。
 
活字が、活版から写植(写印植字)に変わり、電算写植へ。グラフィックデザインの道具も三角定規、コンパス、筆、ロットリングが主流の時代に、D.T.P.(デスクトップパブリッシング=机上での編集)という言葉が聞こえ出した。Mac到来なのだ。印刷が、アナログの「版下」入稿から、MOでの「データ」入稿に変わってゆく。この流れは、中央よりも地方都市の方が早かった。コミュニケーションに時間的距離があったからだ。時代に遅れてはいけないと、自費でのMac購入だった。ほぼ乗用車1台分くらいの出費。フリーズする度に、ドキドキ、カッカ!するのも止むを得ない話なのだ。
 
そんな、ドキドキ、カッカ!するパパに恐れながらも、子供たちもMacに触りたくてしょうがない。それは、唯一、ゲーム的な遊びができる「クムドールの剣」というアプリケーションが目的だ。ブラインドタッチを練習取得するためのソフトなのだが、これがまた面白い。数字とアルファベットがランダムに出てきて、それを指定秒数内に打ち終えると、次のステージ画面に入って行ける、、、。小さな村の小屋の入り口から入って、「クムドールの剣」を得て「クスの実」というパワー食を手に入れ、またまたキーボードを打ち、、、お話の場面は宇宙へと続いてゆく壮大なお話のソフトだった。子供たち二人は、瞬く間に「ブラインドタッチの名手」となっていた。
 
そして、もう一つの「お気に入り」がお絵描きソフト。なんというソフトだったか忘れたが、これもけっこう優れものだった。ペン先でパレットのインクを拾い、ペンの太さを選んで、マウスで描いてゆく。スタンプもいろいろ用意されていて、ペッタンペッタン。「たなかぴあの教室」の文字は、黒のクレヨンで描いたものをスキャンして色つけ。どちらも「ゆうちゃん作」
 
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